〈発表者・発表内容〉 |
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1.開会のあいさつ 13:00− |
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2.研究および制作発表 (発表時間順) |
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「オブジェクト指向の視点とWeb制作」発表15分
藤田健介(株式会社ロフトワーク テクニカルディレクター) |
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私は2009年の3月に視覚伝達デザイン学科を卒業してから、
Webのシステムエンジニアとして働いてきました。
みなさんのお時間を少しだけいただいて、私が学生時代から社会人を通して関心を持ってきたこと、
それらがどのようにWeb制作のプロセスに役立っているのかをお話したいと思います。 |
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「映像作品『夜は』について」発表20分
宇野由希子・藤田すずか |
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日本の文字、特に平仮名は書くという行為の身体性が表れた柔らかな形を持ちます。
平面的な図形ではなく、線の連なりや奥行きを感じる、空間的な美意識によって育まれた形です。
そうした日本の文字の持つ空間性を、3D空間上に奥行きを持った文字を作成し、表現することを試みました。 |
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「デジタルプロダクト製品におけるデザイナーの役割と変化」発表25分
竹内 裕和(UIデザイナー) |
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現代社会では生活のあらゆるシーンにおいてデジタルプロダクトはなくてはならない存在と
なっています。本発表では、BtoB領域でのデジタルプロダクト製品におけるデザイナーの役割と
その変化についてご紹介します。
デジタルプロダクトの開発では、デザインに対しても様々な制約や特殊な要求が発生します。
今回は社会インフラを支える大規模システム開発を事例に、デジタルプロダクトゆえの特殊性と
デザイナーの取り組みを解説すると同時に、IT自体の存在の変化とともに、デザイナーに求められる
役割とその変化について説明します。 |
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「デザインプロセスにおけるフィールドワーク(または観察)の可能性と意義」発表30〜40分
棚橋早苗(デザイナー/武蔵野美術大学非常勤講師) |
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10数年前より「フィールドワーク」が持つ可能性と意義の多さに興味を抱き、授業プロセスにもデザインプロセスにも取り入れてきたが、フィールドワークは近年、益々重要性が高まっていると感じる。Webの普及により、情報を容易に得られるからこそ「一次情報」の重要度が増しているからなのだろう。
その流れから、私の目標のひとつを「フィールドワーク(または観察)を通して(社会のしくみや循環を含めた幸せ《=自然と人間の共生》をめざして)デザインを考えていくこと」に決めた。
そこで一度、その周辺にある物事を自分なりに整理したいと考えた。フィールドワークは、人文科学系と自然科学系に大別できると考える。また、最近流行りの「デザイン思考」のプロセスにフィールドワークは欠かせない。
本発表では、主に「デザインプロセスにおけるフィールドワークの可能性と意義」について整理・考察し、私がここ何年かで行ってきたフィールドワークに関連する活動(デザイン教育の現場での活用、鹿の狩猟と利用の文化、小平のタヌキ調査など)とともに紹介する。 |
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「色を作る」発表40分
石塚英樹 |
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英語の「color」には、絵具の意味があるとされている。対して日本語の「色」には絵具という意味は無いが、
色を混ぜる、色を染めるなどの言い方が示すように、暗示的に画材(もしくは物)の性質が込められている。
自身の言動を顧みても、色に対するイメージの多くは、色のみを純粋に扱っているわけではなく、
絵具を始めとする物の性質と組み合わされていることに気付く。
本発表では、画材が単に色をつくる道具ではなく、色そのもののイメージも作り出していると仮定した上で、
コンピュータ上で色をつくることについて再考する。
また発表と合わせて、研究素材を制作、共有するのための小さなプロジェクトの告知を行う予定。
ここでは研究もしくは制作を共同で行うのではなく、研究のためのリソース作りを共同でおこないたいと考えている。
具体的には和訳を共同で行い、そこで出来た訳文をどう活かすかは、個人個人に任せるという形を考えている。
テキストは現時点でダーヴィットカッツのthe world of colourか、アイヴァンサザランドのSketchpad: A man-machine graphical communication systemのいずれかを予定している。 |
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3.閉会のあいさつ16:35〜16:45 |
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4.懇親会 (国分寺または鷹の台周辺・18:30開始予定) |
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