<コロキウム発表者・発表内容> |
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1.開会のあいさつ 13:00− |
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2.研究および制作発表 (あいうえお順) |
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「TOKYO Econography 空間×経済」
大田暁雄(芝浦工業大学博士課程)唯島友亮(芝浦工業大学修士課程) |
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現代社会の空間経済アトラス。
『10+1』50号では都市の容積・高さ・埋め立て面積といった「空間」的尺度によって東京を計量するスタディを行ったが、今回は「経済」と「空間」の2つの側面から都市の流動性を捕捉しようと試みる。ケーススタディとして東京を取り上げ、人や物資の移動(=モビリティ)、移動コスト、消費拠点の規模などから、生産・消費(=経済活動)の集積と分散のダイナミズムを記述する。あるいは、21世紀の『社会と経済アトラス』の断片として。
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「視覚伝達デザイン学科の学科名の出自」
及部克人(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 主任教授)
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1960年の世界デザイン会議東京で「ビジュアル・コミュニケーション」を語るハーバート・バイヤーやソウル・バスとの出会いから、1966年に粟津潔による視覚伝達論序説(「デザインの発見」)を経て、1968年に原弘主任教授、粟津潔助教授等によって産業デザイン学科商業デザイン専攻を視覚デザイン学科改名を提案。1974年に視覚伝達デザイン学科として改名されたことを通じて、「視覚伝達デザイン」を考える
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「いつ 誰が 何を 視覚化するか -学習活動としてのビジュアライゼーション-」
松井雄一郎(ビジュアルコミュニケーション) |
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「視覚化」を学習という文脈のなかで捉えるモデルを修士論文から紹介する。特に集団的な主体による拡張的学習、すなわち活動のあり方(制度や行為)を、その活動の文脈の内から変革してゆく過程(*)について考える。そのなかで視覚化の役割や、視覚化の方法のデザインを考えるにあたっては、対象の構成、記述や恊働の枠組みの獲得、適用といった、発達的な視点が重要だと考える。具体的な事例を参照しながら発表する。
*エンゲストローム『拡張による学習』新曜社,1999年
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「デザイン基礎教育の方向性とそのプログラムー 見えないものを見えるようにする。」
尹成濟(名古屋学芸大学 デザイン学科 専任講師) |
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人類は、道具の使用からはじめ、言葉(文字)を発見しメディアをつくることになり、これらのすべてが今日のデザインとつながることになった。20世紀に入ってものをつくる価値や情報を表現・伝達することが重要化され、20世紀後半には様々なメディア(デザイン表現)の登場により、デザインの学問が多様な分野に関わることで、デザイン教育は今までの造形教育だけではなく様々の学問を生かしたプログラムが必要とされることになった。特に最近では情報があふれ様々な新しいデザイン表現に接しやすい環境になり、その情報(メディア、デザインなど)の意味やかたちのことを理解せず表現しようとするその方向性(この頃のデザインを目指す多くの学生の方向性)はこれからのデザインに大きな危機感を与えている。つまり変化が激しい情報社会でのデザインについてより深く考え、それに伴うデザイン教育プログラムに改善して行く必要性が出てきた。今回の発表ではその一部としてデザイン基礎教育プログラム(見えないものを見えるようにする)を紹介し、これからのデザイン基礎教育の方向性を考えていきたい。
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3.閉会のあいさつ |
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4.懇親会(17:30〜 参加費4000円 [銀座LION]新宿センタービルB1店) |
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