テスト   "聖地"
荻原 直祐

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荻原
作品のタイトルは聖地です。秋葉原を題材にして作品を作りました。なぜ秋葉原っていう街がオタクって呼ばれている人たちの集まる街だっていう事で、オタクが集まる街っていうのがどんな構造になっているのかなっていうのを調べてみたいなって思って写真を撮っているうちにこの三段階の構造っていうのが見えてきたんで、とった写真を3種類に分けて提示したって感じなんですけど。学校で展示した時には3枚の写真っていうのは奥行を作って見せたんで分りやすかったんですけど、まず手前にもってきたのは俯瞰の構図で、真ん中が中継で、一番奥がディテールになるんですけど、なんで一番後ろにディテールをもってきたかというとその秋葉原の街を歩いていると、だいたいこの一番下の写真がプラッと歩くと見えてくるもので、裏道りに入ると真ん中の列にある様な店の列が見えて来て、その店の中に入るとようやく本題であるオタクが欲している物である、物の集まりっていうかがようやく見えるっていゆうか、隠せれているっていうその構造を表現しました。
 
勝井
確かに学校の時の方が良く分かったね。一点一点見る物じゃないからね。ある景観をマスとして捉えていくっていう事ので見えてくるものなんだよね。やっぱり写真が1点づつこうゆう状態で置かれちゃうと1つ1つの写真をなんだって見方をしてしまうからまずいんだよね。あの時の方があなたの構造的な表出が出ていたと思いますね。
 
後藤
展示の時5つあったでしょ。
 
荻原
やっぱスペースの関係でこれしか・・・。
 
勝井
でもこういう写真の取り方っていうのも一つの考え方だと思うだよね。非常に面白い試みだと思います。
 
新島
展示空間っていうのは、見せる時には相当考えなくちゃいけないよな。
 
勝井
何らかの形こだわらなくちゃいけないよな。自分の個性でやっているだから。
 
新島
プリント小さくして、手前に出すとか。