テスト   ミエナイカケラ
椎名 由衣

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椎名
今回、光と影をモチーフに作品を作りました。光が差し込むと物には絶対影が落ちていて、影と言う物は凄い物自体に付随しているなんだか依存している関係の様に見えて、物って言う物はしっかりした確実性のある存在している物なのに、そこに落ちている影は物によって落ちている影って言うイメージが強かったんですけど、見え方を少し変えると、影の方が実はリアルな物で、もの自体が実はあやふやなんではないかというのを気付きまして、今回それを人間に例えてやったのがこの作品です。これは今まで人が形成されてきたガラクタだったり、もう今では使われていない物達なんですけど、それが寄り集まって集積された事によって一つの人間が出来てきてその人間が影の世界では一つの家族を作り上げていると言うことを作りました。それで今後ろに流れているちょっと雑音みたいなガチャガチャした音があるんですけど、これはこの物たちの例えばスプーンが入っていたり、そう言う物をガチャガチャなっている物が生活音になり、それが会話の音になっていたらいいなと思い流しています。
 
新島
もうちょっと上で扇風機を流しているじゃない。もうちょっと激しく動かしちゃダメ?
 
椎名
これがハイな状態なんですよ。たぶん、下から当てるとかした方が、大きい面積に当てたほうが強くより揺れが動くのですが、今回、見えにくくしたかったのと言うのもありまして、上からやったのですけども、あと、1つしか設置していないのでもっと動きを出したいのなら、2個か3個かつけたらもっと出るはずです。
 
勝井
中々動くと面白いね。なんか音がね、後ろでなんか作業や悪戯しているんじゃない錯覚したんだけど、て言う事はやっぱりね、ラクタなんだけど、ガラクタがなんかぶつかりあって音を出てるわけど、浮いていてね音が出る印象がないんだよね。その辺がちょっとあるのかなっていう。結びつきがちょっとなかって言う。
 
椎名
もうちょっとかすれてこう動く感じが・・・・。
 
勝井
そんな事じゃないんじゃないかなって思うんだけど。音のね。ふれあいする音との関係性がね、ちょっと面白いんじゃないかなって思う。物としては想像付くんだけどだけど、こういった雑音の中で聞いているとうっかりすると、うるさいなって思って。ちょっとそう言った感じがしたんですけど。
 
保田(新1年生 来場者)
最初見た時は、分からなかったっていうのが実際で、ただ、影が人になっているのを言うのを見つけた時の驚きとかいうのが凄く面白かったです。
 
寺山
音に即して言うと、ちょっと直接的すぎるかもしれないんだけど、例えば、小さい女の子がいるじゃない。例えば、スプーンを持って何か食べているとか、もっとそこら辺が近寄って行けば音との関係性分かるけど、ちょっと抽象的すぎるじゃないですか、音自体だけを聞いていると。情景ともう少し寄り添った音だと意図が分かりやすくなるんじゃないかなって言う。
 
新島
あとガラクタがさ、もっとガラクタぽくなると・・・。でも向こうに映っているのは君の意図したものって言う。ガラクタが少しきれいにまとまり過ぎている。
 
勝井
確かにガラクタが形にしようって言う意図がありすぎる。あれが浮遊していると面白いんだけどな。風がふいてフアーって固まったて言うのが理想的だね。
 
新島
動いていて形が見えてくるって言うのが凄くいいところだね。