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原 正樹

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3年の時に特別講議でワークショップがありまして、そこで始めてマインドマップっていう物に出会ったんですが、その時に衝撃を受けて、自分の頭の中が目に見える形として記述されていけるっていうのマインドマップの方法論っていうのがとても衝撃的で、これはなんか使えるなって、これからの生活であったり仕事であったりこれは使っていける物だなという風に思って、マインドマップについて知りたいと思ってこの作品につながっていきました。この作品はマインドマップを作成する為のツールなんですが、制作している最中に、それまでは知らなかったんですが、マインドマップをコンピュータで作成するツールっていうのが全てに存在していて、それをまず知らなかったですけど、あっあるじゃんっていう感じで当初困ったんですけど、でも僕が作ったツールっていうのがこのツールじゃないと出来ない事、コンピュータ上である利点が僕なりに盛り込まれていると思って自信を持っています。 この作品一番の特徴としてこれがウェッブ上で動くツールだという事があります。ウェブ上で動くという事がどいう事かというと、今までのマインドマップ作成ツールはネットワークにつながっていない状態で自分その人一人しかマインドマップに関れないんですが、ウェッブ上の置く事によって離れた所からいろんな人が、そのグループのなかの人が同時に参加する事ができる。それをコンピュータ上で行う事ができる事に利点があります。もう一つ特徴としてあるのが、マインドマップというのはテーマとなる事がまず真ん中にあってそこから連想される単語があってそれが線で結ばれていてどんどん放射状に広がっていくという物なんですが、このツールの場合、このように単語にコメントが書けるエリアを付けて単語だけではなくて、その中にある概念であったりその単語がどのような経緯があって発想されたかなど比較的長い文章を打ち込む事によってマインドマップが持っている情報量が格段に上げることが出来ます。 これは僕が作ったコンセプトというテーマなんですけど、このコンセプトというマインドマップはここにある全員共通で提示するコンセプトパネルを作る時に、こういう文章にしようかなって考えるためにこのマインドマップをつくりました。 ちょっと使ってみます。まずテーマを好きな位置に書いて、自然であったら自然と打こんでいくと、でここから、掲示板でいうとレスをつける感じで、次に火とか打ち込んでこのようにしてどんどん連想を膨らませていきます。
 
天羽
さきほどのもそうだったんですけ、思考のプロセスをビジュアライズする試みとおもうんですけど、 仕組みとしては良く出来ているとおもっているんですけど、実際自分が使ってみた時にどういう風に使えるかっていうのが、イメージしにくい、その編集の仕方っていうのは人によっていろいろあると思うのですが、そう言う事に対するアプローチはどうなっているんですか。
 

この作品の中で頭の中を記述するという事の前にマインドマップという概念がまず先にあって、マインドマップを知らなかった人達に、啓蒙的なものを作ったというのが一つの理由としてあって、気付いてもらうということですかね。放射状に記述する事が自分の頭の中を整理する事にとても役だということに気付いてもらうっていうのが。
 
ミカン
二人ともたぶんそうなんですが、実際自分で使ってみてどうだったかというのが大事かなって。自分が思っている通りに本当にマインドマップとして使えたのかなっていう。
 

マインドマップかなのかは僕も自信がないんですが、一つの使い方としてコンセプトボードの書く時に、自分の中ではこういこと考えてやったとかがとりらかって、それを一つ整理する時にこれを実際に使ったんですね。その時には、やっぱり、
 
ミカン
スイスイいった?
 

ハイ。
 
新島
僕もよくマインドマップを使うんだけど、書いている時にはどんどん書いていけるだよね。打ち込んで何かしてというのはリアクションが2つくらいあるでしょ。それによって思考プロセスは分断されない。ただし利点としては残るんだよね。そして分類されていくっていう、すごくいい所があるんだけども、最初の段階での考えをガーって広げていく時に、打ち込んでまた何かして、何かして、またそれで入れて、またっ、ていった時に急に止まってしまう。
 

そうでね、一個一個止まってしまう。それは僕も良くないなって思ってこれから先に改善するとしたらそこで、いちいち一個書いて投稿して、一個書いて投稿してというプロセスが邪魔になると思うので、何個かまとめて発想出来るだけ書き込んでそれをまとめて投稿という風にできればいいのかなって。
 
新島
マインドマップ自体はマッピングしていった結果から、今度そこから何を読み取って次のマッピングにってことがあるんだけど、そこは今どうなっているの。
 

システムとしてはフォローしていないんですね。まとめは出来た物から話し合っていう感じで。
 
寺山
僕は個人的にね。もしこのテーマでやるときに、君と違う事があるとすれば、説明だけどマインドマップっていうのはイギリスのだれそれが考えた方法です。っていうのが書いてあるわけだけど、マインドマップって言うのをどう捉えるかは自由だよね、本当は。さっきの福森君のもマインドマップだよね。マインドマップっていうのはこれだって初めに決めつけ過ぎているような気がする。もう少し、思考のいろんなアイデアの出し方とか、連想の仕方とか、つまり脳の中でおこっているのはどのような事なのかということからもう一度たどれば、マインドマップはこうじゃなきゃいけないという話はもっと可能性があるんだけど、いわゆるキーワード書き出してこう書いていくってのがマインドマップだって決めつけすぎているような気がちょっとする。そこら辺をもう少しバラせば、デザインの可能性がある作品。
 
新島
僕自身はね、マインドマップを作る時には写真を入れたり、絵を書いたりってことを結構やりながら、ある時には線を太くしてみたりとかね、結構リニアじゃなくやっているんだよね。その辺がフォローされきて、それで残ってきたりするとすばらしいね。
 

それは課題ですね。改善するとしたら画像をどうするかっていう。
 
武藤
寺山先生の話を受けて、新島先生が言っているように紙でも出来る基本的には。コンピュータでやっている意味、その特性をいかして良く出来ないかって考えるなら、これはすごく俯瞰的なモデルだと思うんですね。中心があってその子供がいてその孫がいて、例えばそのさっきの話じゃないけど、ワンチャン、犬、野球、ホットドックと雑誌と食べ物とかにやることよって同じ言葉が指すイメージが変わるし、子供から孫までたどっていく途中に自分の連想が次の連想にいった時に、前の連想の親を見た時に、そのもの自体はそれが逆に子供に戻ったりする。勝井先生の一歩一景的な世界で、思考が一歩進めばそのモデル自体の俯瞰図がどんどん変わってくる。そういう所を取り込んで、電子メディア使った特性を生かせれば、こういう事をやっている意味が出てくる。
 
新島
俯瞰と同時にレイヤー構造も必要になってくるね。時間の中でもって同じなんだけど重なっているっている。
 
寺山
一つの概念が一つの意味だって考えている限りは、こういうスタティックな物にとどまらぜるを得ないんだけど、一つの概念は手前とか後に出てくる言葉によって意味が変わわけじゃん。関係性の中で意味を設定するという考えをもしこれに導入したら、もっとダイナミックな構造を考えなくてはいけないって話になるんだけど。
 
石塚
ワークショップでのマインドマップに感動したということなんですけど、ワークショップのマインドマップでポイントなるのは決して一人でずっと書いていたわけではなくて、何人かいてそこでやっていたわけですよね。場はもっと渾沌していたってのがあるんだけど、この作品のポイントはネットワークに乗っている事だと思うんです。一人の人の考えがどう投影されるかっていうのものもちろん大事なんですけど、ワークショップ持っていた場の雰囲気がネット上でどう出来てくるのかというのが、この作品のすごいポイントになる所だと思っているんですね。そう考えると、もしこれが、ネット上で公開されているのであれば、いろんな使われ方すると思うんですよ。さっき新島先生が言っていたレイヤー構造とかをこん中で誰かがやろうとするとはずだと思うんですよ。それはたとえば色が変わるとか機能じゃない方向で。だから一番大事なのは、今、出来たものがネット上でどう動いていくかが僕はすごい興味があります。