テスト   Evolution Cube
山本 剛久

BACK・NEXT

 

山本
今回作ったのは進化パズルといいまして、ダイヤグラムなんですけど。パズルの組み立て方にも何か意味を持たせたいなっていうそう言うパズルで、組み立てる手順が進化の過程とリンクしているパズルになっています。どう言う物か説明すると、ある一つの生物がいまして、その生物の頭の部分とその生物が進化した生物の後ろの部分がくっついて1つのピースになっていまして、あわせる事によっていろいろな方向に繋がって行くのですが、はじめなめくじ魚という生物がいるんですけど、脊椎動物の一番最初の生物で、どんどん組み立てて行くと大きなキューブが出来上がるわけですが、実際出来たものが今度違うダイヤグラムとしての機能を果たすになるんですが、年代ごとにどの生物がいたかというのを一目で分かるように分かる様なダイヤグラムになっていまして、ここがカンブリア期からデルム期、誕生期、ジェラ期、白亜紀、第三期、第四期ってように今度組み立ている時と完成した時でダイヤグラムの機能が変わる、変換するっていうダイヤグラムになっています。例えばハエはこの時代から生まれたていうのが一目でわかるになっています。
 
氏家
卒制展の時これは、ダイヤグラムの新しい見せ方というか、あとこのまま博物館とか子供達にもっていける物として非常にあたらしい姿だな、つながりが非常に立体的、どこかでつじつまが合わなくなりそうなのに、キチッと合っている所がいいんじゃないかなって思っています。
 
中野
中の動物は自分で作ったんですか。
 
山本
はい作りました。
 
中野
ダイヤグラムっていうのに、興味の順序ってゆうかダイヤグラムそのもの自体に興味があっていろんな見せ方があると思うのですが、一個の立体でやったということと、それともう一つ人類の進化の系譜ととかいろんな興味の範疇があると思うんですけど、そこら辺をかなり上手く結び付けている例だな思うのですが、そこら辺を結び付けてい行く過程というのはどうなっているのですか。
 
山本
もともとダイヤグラムをとっていまして、いろんな情報をなんか一つのビジュアルとして分かりやすく見せていくということに、興味をもちまして、あと卒制をつくるにあたって進化っていろんな方向に枝別れしていくじゃないですか、例えば魚だと、このまま進化したり違う方向に行ったりして、その最初、組み立て方によって違う形にどんどん変化して行くそういうパズルを作ろうという最初そういうコンセプトでやっていたのですが、収集が付かなくなってきてで最終的にこの形に収まったていう。でダイヤグラムと進化がうまく自分の中で吸収で来ってゆう、で形に出来ました。
 
勝井
このいわゆるパネルとブロックは同じものなの。
 
山本
切る前の写真をとって使っています。
 
勝井
てゆう事はようするに(平面の)グリットがこの(立体の)グリットになるわけ。
 
山本
それは関係ないんですけど、とりあえず、この線でつながっているもの同士が頭と後ろでくっついている。例えばこれだと三つにわかれているじゃないですか、これもこっちとこっちとこっちで別れている。で最終的に大きなキューブになるように組み立てたりして、調整して。
 
勝井
透明でなんか、関係性がこう抜くと分かるんだけどちょっとこれの関係が分かりにくいところがちょっとあるね。あれ見ているとね。だけど立体としては、非常に説得力のある立体だよね。だから関係性が分かりやすいのが出るともっとね。
 
山本
僕の中では組み立てる事でそこで進化を学んで、完成した時には全くつながりが見えないでいいと割り切って、今度は時代と生物がどこに住んでいたかっていうのが分かるダイヤグラムとして機能が変わる、連動ダイヤグラムとして・・・・。
 
勝井
なるほど、組み立てていく過程でね。