テスト   紙立体による心臓の構造及びその運動
西島 裕実

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西島
紙で心臓を作りました。触っても平気なんで、触ってみてください。動き出すと心室、心房と大動脈と動脈弁が動きます。中身も動かせるのでもしよかったら。細かい所も動くのでそばで見ないと分からないと思います。これを作るにあたって、心臓の事は良く分からなかったので本とか読んだのですが、それでも分からなかったので、知り合いの循環器科のお医者さんにインタビューに行きました。制作過程のノートもあります。
 
勝井
なぜ、心臓に取りついたの。
 
西島
なぜと言われても困るのですが、結構思い付きです。
 
勝井
思いつきにしてはけっこう凄いなぁ。普通、作れると思わないからね。こういう構造デザインで動かせるっていうのがね、形はわりあい真似できるんだけどね。そこまで行ったのていうのは、何かそう言う経験があるの。
 
西島
たまたま、紙で作ったらいいかなと思って作りはじめて、で動いたらいいんじゃないかなって思って動かしました。
 
勝井
で心臓の動きって大体みんな決まっているじゃない
 
西島
これが1秒に一回転するモータを入れて動かしているんですけど。これが正常な心臓の大きさと早さになります。
 
新島
この動きは通常人間の動きとほとんど同じなの。
 
西島
ちょっと角度が違うんですけど、見え易いように。本当は中心線を取ると50°に傾ていいるんです心臓って。だからこれがもうちょっと傾ている状態で入っています。
 
武藤
なんとなく回転運動、僕の頭の中では円と体のイメージっていうのがつながりがあって、そう言うのが動機になっているのかなって思って漠然とみていたのですが、本人はたまたま、心臓にしようっていうところに深い闇があるっていう。でもきっとたまたまっていう中にも本人が作らなきゃいけないっていう流れがあって、そのなかでパッて思い付いた心臓と、動かすって言う事が繋がったんだなと思いました。
 
荒川
心臓だけとりだして見せられると、いまは手でまわして動くのですけど、実際私の心臓って何が原動力になって動いているのかなって改めて考えてみた時に、確かにエネルギーとかそう言う事ってあるんだろうけど、まわす物があって動いているってのが不思議だな。例えばこの紙で延長して筋肉と付けっていっても何所かでまわさないとこの紙立体の場合は動かないわけですよね。その辺をなんか考させられてしまいます。